サイパンツアーレポート
 

2001年4月28日〜5月18日

サイパンだ! (c)マリアナ政府観光局

嗚呼、まだ見ぬサイパン。そこを訪れた友は皆賞賛を惜しまない。 グロットの階段に恐怖し、飛行機乗り換えの煩わしさを嘆きながらもその海の青さに魅了されて帰ってくる。 (今年から名古屋発の直行便が飛ぶようになりました。コンチネンタル偉い。) が、しかし! 今年も私は行けなかった・・・ 資金が・・・

ダイビングショップヒラキでは3年振りのGWサイパンツアー、やっぱり素晴らしかったようです。 今回のツアーレポート、メインはレポート初投稿のみかちゃん、海中編サポートはおなじみふるはたさんです。

4月28日(土) 晴れ

サイパンダ。さいぱんだ。

待ちに待ったサイパンツアー。8時30分shopに集合。遅刻する人もなく出発。 ただ井手さんだけが初の国外脱出と大切な木「なんじゃもんじゃ」のことが心配で 少しソワソワしているようだ。

たいした渋滞もなく名古屋空港に到着。カウンターに荷物を預けに行くと そのカウンターの上にはおちゃめなサイパンダがいるではないか。 サイパンダとはSAIPANと”サイ”+”パンダ”が掛けてあるのだが、 少しの間玉ちゃんは理解ができず悩むことになる。

いよいよ飛行機に乗り込みサイパンへ。 席は非常口と後部の方に分かれてしまったが、非常口の席はゆったりとしていてとても快適だ。 くつろぎながら映画「タイタンズを忘れない」に感動している足立さん、玉ちゃん、私をよそに 後部座席では大変なことが・・・。

井手さんは後部座席で鼻血を出し、八島先生の横では若い女の人が貧血で倒れ、 ちょっとしたハプニングが起こったらしい。 テレビや映画のように本当に倒れたりして、スチュワーデスさんがお医者さんを探すなんて光景を 見ることはないと思っていたのに、こんなところで遭遇するなんて。 でも実際の現場は目撃できなくて残念。

そしてSAIPANに到着。入国の際にパスポート、出入国カードの他にA4サイズの用紙をみんな持っているではないか。 何だかいやな予感が・・・。

が、そのまま不安を残し入国。そして二位持つを受け取り税関を出ようとしたところで事件発生。 税関を出るにはあのA4サイズの用紙が必要なのだ!! これは税関申告書で、機内で配布されたのだが足立さんの説明により記入不要と判断しもって出てこなかったけど、 必要と知り慌ててカウンターへダッシュする3人。 記入に手間取りもたもたしていると税関の人がこちらに近づいてくるではないか。 「なにもやってません。ごめんなさい」って感じ。「あ〜〜っ」て思ってたら税関の人が 「そこは記入しなくていいから、もうこっちに来て」だって。周りを見たら私たち3人だけでした。
やってしまった。

H.I.Sのお出迎えを受けバスに乗るとプレゼントの「ゴザとビーチサンダル」をもらう。 この時はこんな物と思いつつ頂くが、その後このゴザが役に立つときが来るとはみんな知るよしもないのである。

ホテルに到着。ホテルではH.I.Sの人の説明を受けるが日本人が日本語で説明してくれたのに早口すぎてあまり理解できなかった。 質問する間もなく各自部屋へ。そして部屋の扉を開けた玉ちゃんと私は固まることになる。 目の前に広がる光景はホテルの名のとおりオーシャンビューと思いきや、なんと暗い、湿気臭い、 そして窓を開けると壁なのである。もう3Kホテルだーー!! 他の部屋はというと、そこまでひどくはないらしい。
またもや、やられた。
北京ダックを切り分けてもらう

今日はダイビングをしないので、夕食までは自由時間。 みんなで近くを散策。近くにはDFS、ショッピングセンター、中国系の怪しげなスーパーがあり、なかなか便利である。 が、サイパンの横断歩道の信号は青になるのに時間がかかり、青になったら6秒ほどで点滅してしまうのでお年寄りには大変だ。 夕食はホテル近くの中華料理店「紅碗酒家」へ。 お店おすすめのクレープ生地で包んで食べるチンジャオロースーや北京ダックなどとっても一杯料理をたのむが、 あっという間にみんなのお腹へ消えてしまうからこれまたすごい。 そして中華には必ずある人参の飾り物。これを口にくわえてカメラに写った玉ちゃんは以前は女優と言われていたのに芸人と言われてしまった。
芸に磨きがかかったようだ。
男性陣はおなじみハードロックカフェへ。

夕食後は自由行動。女性4人はお買い物、男性7人はハードロックカフェへ。 何を買うわけでもなくブラブラと探検した結果あまり魅力的な物は見つからず、ホテルへ。 歩いただけなのに疲れてしまった。お風呂に入って早く寝よう!
しかしこのお風呂がまた問題だ。ちょっぴり塩味のお湯ととってもぬるいお湯なのだ。もーー!! 風邪をひかないうちに早く寝よう。

4月29日(日) 晴れ

ブリーフィングの風景。

ダイビング日和の1日だ。8時15分ロビー集合なので早めに起きて朝食をとる。 朝食のメニューはたくさんあって選ぶのに迷ってしまい時間がかかる。 そして私はパンケーキセット、玉ちゃんはマカロニスープセットを注文。 パンケーキもオムレツも大きく、量もあるので半分くらい食べてギブアップ。 玉ちゃんのマカロニスープもスープよりマカロニが多く食べごたえがありそうだ。 他のメンバーは何を注文したのだろう。帰りに八島先生の近くを通ると朝からうどんを食べているではないか。 お味は塩味の濃い”ごんぶと”であまりおいしくないようだ。

部屋に戻って出発の準備。日焼けしないようにしなければ。

今日からお世話になるCMLCのカドクラさんと太田さんにご挨拶。 そしてブリーフィングの前に本日ウェットスーツデビューの私はウエイト調整の為、海へ。 調整の様子を誰か見守ってくれるのかと思いきや、1人で行ってこいなんて・・・。 私はまだオープンウォーターなのにと思いつつ適当に済ませ車に乗り込みポイントへ。本日の予定はビーチ3本。

1本目 ラウラウビーチ。

楽々のビーチエントリ。
メンバーはAチーム平木さん、吉澤さん、磯谷さん、佐藤さん。Bチーム古旗さん、井手さん、足立さん、八島先生、 亀ちゃん、玉ちゃん、私に分かれて行動。エントリーは日本の海と違い、足場もよく広いのでとても楽である。 少し歩いた所で玉ちゃんのマスクのストラップが切れてびっくりするが、とりあえず潜れるようだ。 よかったと思うのもつかの間、私にもハプニングが起こるのである。

きれいな海だと感激して泳いでいたら何だかウエストあたりが軽くなり、 もしやと思って下を見るとスルスルとウエイトが落ちていくところだった。それを見ながら浮上していく私。 誰か助けてーーと叫びつつ何も出来ずに助けを待つ私。 こんな時はどうすればいいのだろう?と思いつつ魚ウォッチング。 エキジットして潜水時間を見るとなんと59分。予定では40分位だったのに。

2本目 オブジャンビーチ。

1本目と同じくエントリーはとても楽ちん。そして海も穏やかで真っ白な砂と海の色がとてもきれいなポイントだ。 ここはカエルウオがいっぱいいて私にでも簡単に探し出すことが出来た。 そしてチンアナゴとアキアナゴがいる所は真っ白な砂からニョロニョロ、フワフワとしていて見ていると眠たくなるような光景だ。 もっと近くで見るためにみんなで息をひそめてほふく前進をする。知らない人が見たら変な光景だろう。 ボーっと眺めているとゴミのようにただようオビテンスモドキの幼魚を発見。本当にゴミかと思ったよ。

3本目 グロット

エキジット後に階段を昇り終えたところ。
おつかれさま。
恐怖の110段階段だ。エントリーする岩場は地元の人たちが飛び込みをして遊んでたりして少し邪魔なのだ。

ジャイアントストライドでエントリー。潜降しようとするがなかなか沈まない。どうしてだろう? そして後からタンクが1キロ軽いのに代わっていたことを知らされる。だから沈まないはずだよ。

グロットはきれいなんだけど以前見た時のような光の差し込みがなくぼんやりとした感じだった。ちょっとがっかり。

エキジットはガイドさんに水中でフィンを外してもらい岩場に引き揚げられるので、 まるで水族館のオットセイかアザラシになった気分だ。 帰りの階段は行きより何倍もえらい。途中で足が笑いそうだ。 でもみんな頑張って自力で戻ってきたよ。お疲れ様でした。

shopに戻って簡単に機材を洗ってログ付け。みんなはサイパンでレアなお魚を見ているらしく、ガイドさんを悩ませていました。

今日は3本目のオブジャンビーチで100本になった亀ちゃんのお祝いパーティをする為、 ちょっと小洒落た「747」という無国籍料理のお店へ行くことになりました。 お店のお迎えバスは19時に来るのに時計を見ると18時を過ぎてるーー! お風呂、お風呂とつぶやきつつホテルへダッシュ。今日のお風呂は塩味はするものの温かいお湯が出る。 5分くらい遅刻してロビーに行くとお迎えのバスはまだ来ていなくてセーフである。

「747」のお店は周りに他のお店や家がなく暗くて、いったいどこに連れて行かれるの?という不安になる場所にある。 料理はまあまあおいしいがお値段はちょっと高めだ。そしてなぜかお店の中にプール(室内プール)がある。 亀ちゃんのお祝いパーティーのはずなのに、初めの乾杯の後はただの食事会になっちゃった。亀ちゃんごめんね。

夕食後はお買い物。ショッピングセンターでケーキを発見。 1カットが通常の4分の1くらいのサイズでクリームの厚さは2センチ位。そしてお値段はこれまた安く2ドルくらい。 亀ちゃんのお祝いにとも思ったけどあれを食べるのはとてもヘビーだ。サイパンの人はどんな胃袋をしているのだろう。

平木さんのお部屋に集まってみんなで飲み会。吉澤さん、磯谷さん、佐藤さんは疲れてしまったらしく欠席だ。 3本もビーチだったし、最後はグロットだからしょうがないね。おやすみ。 そしてこの飲み会で初日にH.I.Sからもらった「ゴザ」が役に立つ時がやってきた!! ベッドで寝ると腰が翌日痛くなるのでゴザを敷いて床に寝てみたらどうかとためしに敷いてみたら、なんて気持ちがいいのだろう!! 実際私は寝ていないが、平木さんと古旗さんはその夜このゴザのお世話になるのであった。

4月30日(月) 晴れ

今日も昨日と同じく8時15分ロビー集合だ。朝食は玉ちゃんと2人で一番乗り。 玉ちゃんサンドイッチ、私はフレンチトーストを注文。まあまあだ。 八島先生は部屋でおにぎりをかじっているらしく、亀ちゃんが相席となる。 お店を出ると磯谷さんと佐藤さんが慌ててやってきた。どうやら寝坊したようだ。 「起こしてよ。」と言われる。言ってくれれば起こしたのに・・・。

今日はボートダイビングということで念入りに日焼け対策だ。 しかしshopに行くと大きな落とし穴が。最近はボートも小さく日よけもないもので、人数制限もあるらしい。 やだーー早く教えてよ。パーカーはホテルだよ。
この時点で念入りな日焼け対策は無駄な抵抗となる。


不思議な風景のダンプコーブ。
1本目 ダンプコーブ。

きれいな海なのに、戦車の固まりみたいなのがゴロゴロとしている不思議な感じのするポイント。 ハタタテハゼが固まっていたり、カメがお食事していたり楽しいところだ。 カメはとてもお腹がすいていたらしく近づいても逃げずに黙々と食事を続けていました。

2本目 テニアングロット。

このポイントは小さなのがいっぱいで虫眼鏡がほしいと言う感じ。 あまりの小ささに、いるのはわかるんだけどあなたは何?虫なの?と問いかけたくなるようなガラスハゼとその卵や アンボンクリノイドモエビなどなど。 グロットから見る外はとっても青く気がつくと水深がどんどん下がっている。危ない危ない。


テニアン島でお食事。(海の家だ・・・)
通常はshopに戻って食事と休憩をするところだが今回はテニアン島に上陸。 上陸すると食事をするお店のバスがお出迎え。 お店の周りはなにもないけど一軒家の涼しい場所で食事と休憩ができるなんて、なんてすばらしいんでしょう。 そしてお弁当ではなくサンドイッチだ。飲み物がコーラなのが残念。でもおいしかった。

3本目 フレミング

アンカーロープなしのエントリー。スーツの新しい私は少々不安である。 船の前から潜降のはずだったのに潮のながれがけっこうあり前に進めない。 とりあえずそのまま潜降することになったが、潜降できないときは古旗さんが助けてくれる約束だったのに 近くにいないのであきらめて自力で頑張ることにする。 エアーを抜ききっても無駄そうなのでシンクロをしつつ頭から潜ってしまった。

潜ってからも流れがあるので岩やサンゴなどにつかまりドロップオフになっている所をのぞきこむ。 やっぱり吸い込まれそうだ。手をはなして潮の流れに身をまかせてしばらくの間ただよっていたが、 ガイドさんはいきなり潮の流れに逆らって進み出すではないか。うそでしょ?マジですか?と言う感じ。 このポイントはサンゴもあまりなく、岩の隙間にもガンガゼががいっぱいいて簡単に手をつくことが出来ないのに!! そして穴に手を掛けようとした時に何か動くものを発見。モンハナシャコである。あやうくパンチをされるところだった。 こんな私をみかねたガイドさんはつっつく棒を杖代わりに貸してくれました。 いい人だ。ありがとう!!
そのころ私の近くでは何やら浮いている人が。 よーく見ると、カレントフックを使って優雅に漂っている亀ちゃんでした。 こんなポイントはドリフトを希望したいとつくづく思うのであった。

shopに戻って今度は本格的に機材を洗う。(最後なのだと思いつつ。) そしてログづけも終わり、最終日なのでガイドさんたちとタイ料理を食べに行くことに決定したが、ロビー集合がまたもや19時30分。 こんなときに限って夕日が沈むのをみんな見だしてしまった。 (ウットリしてる場合じゃない。) 常に冷静な私なのだ。私には夕日よりお風呂が大切である。 夕日が完全に沈むのを待たずにホテルへ到着。乾ききらない機材を干してお風呂へ。今日のお風呂は一番お湯が温かい。

夕食は楽しみにしていたタイ料理だ。トムヤムクンやパパイヤサラダなど何を食べてもおいしい。 辛さも全然OKだ。おいしかったので食べ過ぎた気がする。

ガイドのカドクラさんの話によると6〜7月頃に50匹以上のエイの群れが現れるらしい。 今回のツアーでは大きなものがカメさんだったのでこの話はとっても魅力的だ。 真剣にサイパン来訪をこの時考えてしまった。(無理だとは思うが。)

夕食後はいつものようにお買い物。明日は朝が早くてお買い物ができないのでお土産のチョコなど購入。 早めにホテルへ戻って荷造り開始。 一息ついたので平木さんのお部屋訪問をすると集合時間を過ぎているのにみんな集まってこない。 明日の朝は早いので早々に撤収。明日の5時30分のモーニングコールを約束し、おやすみなさい。

5月1日(月) 晴れ


楽しいツアーも、いつかは終わってしまう・・・。
いよいよサイパンともお別れだ。早く目が覚めてしまった。時計は3時。 まだ寝よう。だけど5時30分のモーニングコールをしなければという使命感が邪魔をして4時30分にギブアップ、起床。 時間がたっぷりあるので静かにゆっくりと最終荷造り。5時を過ぎたころから玉ちゃんに呼びかける。 うるさくてごめんね玉ちゃん。暗い部屋で一人はちょっと寂しかったので早めに起こしてしまった。

5時30分を過ぎたのでみんなのお部屋にモーニングコールのサービス。 6時30分に朝食をみんなで一緒(最終日にして初めて)に食べてホテルをチェックアウト。 楽しい思い出に浸りつつ空港へ。今回は何事もなく出国手続き完了。3時間の飛行機の旅だ。

名古屋空港ではいつものように税関の所で古旗さんの荷物が開けられてしまうのかと思いきや、 みんなでゾロゾロと通ったので初めて素通りできたようだ。よかったね。

楽しいサイパンツアーもあっという間に終わってしまった。当分の間、あの海の色は忘れられないだろう。 お魚は忘れたとしても。

またツアーを企画してね。

海中編ログデータおよび補足 by ふるはたさん

【2001年4月29日(日曜日) 天気:はれ】



1本目:LAULAU BEACH

【データ】
気温:31℃ 水温:28℃
風力:1(NE) 波浪:2
透視度:25m 潜水時間:59分
最大水深:17m(Ave:8.1m)
使用タンク:アルミ11L

 このポイントはかつて「マロ」と呼ばれたハナビラクマノミ が生息していたところである。

 配送管が沖にのびて、この管にイソギンチャクが付きその中 にクマノミが住みつく。そう、ここには多くのクマノミが居るの である。ハナビラクマノミを始めオレンジフィンアネモネフィッシュ・ダスキーアネモ ネフィッシュが見られる。クマノミファンにはたまらないところで ある。砂地と瓦礫が織り交ざった地形でハゼの仲間も多く見られる。ヤマブキハゼ・レッドバンデッドプラウンゴビー・ オドリハゼなどなどに会えるのである。大変ゆったりと潜りEX前にはシマウミヘビ(無毒)が何かを漁っていた。


2本目:OBYAN BEACH

【データ】
気温:31℃ 水温:28℃
風力:1(NE) 波浪:1〜2
透視度:30m以上 潜水時間:52分
最大水深:17m(Ave:9.5m)
使用タンク:アルミ11L

 海の中に砂漠が広がっているように砂地を中心とし たポイントである。しかし、何気に岩場を見るとモンツキ カエルウオがた〜くさん見られるのである。この子達に近づい て行くとうなづくのである。威嚇しているのだが可愛ら しい仕草である。

ENしてまずはモンツキカエルウオ・フタイロカエルウオが出迎えてくれる。更に沖に進むとチンアナゴが背伸びして捕食中。こ のチンアナゴの集落から右に移動しアキアナゴの集落に入るのであった。ふと目を下にやるとテンスの幼魚がゴミのよ うに舞っている。アキアナゴの集落を後にしてEX方面に移動しながらオオメワラスボ・コガネヤッコ・オビテンスモドキの幼魚・ オレンジフィンアネモネフィッシュなどを見ながら移動するのであった。  いよいよEXであるがリップカレントが発生するのでロープを伝って流れに合わせて移動しなければならない ので注意が必要である。


3本目:GROTTO

 

 長い階段が名物のGROTTO.みなさん何段あるか ご存知ですか?ま〜、自分で数えに行ってね。

 さて海の中はENすると3つの穴が口を開けています。 まずは右の穴から外洋に出るのであった。青白い光の中 を過ぎ目の前には真っ青な海。カスミチョウチョウオ・オレンジフィンアネ モネフィッシュ&卵・カスミアジなどを見ながら右の穴から穴に戻るのであった。ここではツノダシ・ニシキヤッコ・ギンユゴイ が出迎えてくれた。ギンユゴイ達は吐いたエアーの泡を餌と思い頭上をぐるぐる回るのである。また、ニシキヤッコ は岩に付いた藻を与えると近づいてきて遊んでくれる。EX待ちには丁度良い遊び相手となってくれる。


【2001年4月30日(月曜日) はれ】



本日はTINIANである。テニアンブルーがお楽しみ。

1本目:DUMP COVE

【データ】
気温:31℃ 水温:28℃
風力:1(NE) 波浪:1
透視度:25m 潜水時間:47分
最大水深:20m(Ave:10m)
使用タンク:アルミ11L

 旧日本軍の戦車が眠る海。

 念願のテニアンへダイビング。海底には戦車が一杯。 戦車の周辺を見ながら潜る。ハタタテハゼの群れ・クロユリハゼ・ イトヒキベラ・ミジットクロミスなどが見れた。次に、ここのポイント のメインであるアオウミガメである。しきりに餌をむさぼり近づ いたのに気がつかない。餌が喉を通過する様子が良く判る。しかし、周囲の気配に気がつき「ハッ」とし たのか一気に逃げて行った。カメウオッチングを終えヒトデヤドリエビ・オニヒトデヤドリエビをみて安全停止後EX するのであった。


2本目:TINIAN GROTTO

【データ】
気温:31℃ 水温:28℃
風力:1(NE) 波浪:1
透視度:50m 潜水時間:51分
最大水深:23m(Ave:12.5m)
使用タンク:アルミ11L

ENして洞窟内に入る。天井の穴から光が差し込み きれいである。穴からみる外はブルーである。まさに テニアンブルーである。洞窟内にはベニマツカサウオ・オシャレカクレ エビ・カスミアジ・ハナミノカサゴなどがいる。穴から出て棚上を のんびり潜る。棚上には、イソギンチャクモエビ・クマノミ・オレンジフ ィンアネモネフィッシュ・ガラスハゼ&卵・ヘラルドコガネヤッコ・アンボンクリネイドシュリンプ・マンジュウヒトデヤドリエビが見れるのであった。 洞窟の中のダイバーが吐いたエアーが洞窟の天井を通過し出てくるのである。泡のカーテンのようである。


3本目:FLEMING POINT

【データ】
気温:32℃ 水温:28℃
風力:1(NE) 波浪:3
透視度:40m 潜水時間:46分
最大水深:18m(Ave:12m)
使用タンク:アルミ11L

 最後のダイビング。

 ENすると流れてる〜。直ぐに潜降し着底。ドロップオフ と棚の境を流れに乗って水中を漂う。しかし、ドリフトダイ ビングでは無いのである。流れに逆らいEN地点に戻らな くてはならない。棚のサンゴや岩につかまりながら進ま なくてはならない。進みながらネッタイミノカサゴ・モンハナシャコ・マンジュウヒトデ・ヒトデヤドリエビ・オトヒメエビ・ダンゴオコゼ・ アジアコショウダイの幼魚・メガネゴンベ・アワハダキモガニ・ナンヨウハギ・クマザサハナムロ・クマノミ等を見るのであった。 あとは鯉のぼり状態になりながらEXするのであった。 楽しいダイビングはこれで終了。

 

 
     

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